アーティスツ・ブック
今回のCCA北九州プロジェクトギャラリーで杉本は、ガラスを使った光学的投影装置を設置し、実際に映写していきました。一夜のローソクの一生が写真によって記録され、そして風前のともし火としてあった炎はその夜の風を受けて、ゆらぎを光の形としてフィルムに残します。フィルムに残されたその形は、再び同じローソクの光に照らされてその影の影を映すのです。これは、火の発見とその使用による闇の領域への侵食追体験の為の装置として考案されました。 杉本博司は、リサーチ・プログラムの教授として1998年11月末日までCCA北九州に滞在しました。