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マリナ・アブラモヴィッチ 2
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マイケル・エルムグリーン&インガー・ドラッグセット
構築された大惨事、FIG. 2
2003年12月22日‐2004年2月6日
CCAプロジェクトギャラリーでは、エルムグリーン&ドラッグセットの新作を発表しました。
CCAプロジェクト・ギャラリーでの新しいインスタレーション、「構築された大惨事、FIG. 2」では、崩落した橋を展示し、それはギャラリーの空間を二分するように架けられました。しかしこれは、計画された事故なのです。構築された(プログラムされた)大惨事であり、崩れるようにデザインされた工学技術なのです。その気味の悪い美意識により、視覚的な魅力と、メディアが私たちに示す終わりの無い恐怖の連続の意識を呼び起こすものの間にあるあいまいな場所に観客を誘います。私たちは毎日のように自然や環境災害、戦争関連のニュースに向き合っており、それはあらゆる範囲での感情反応を私たちに呼び起こします。その視覚的な情報の抗しがたい攻撃によって、私たちは、恐れ、懸念、怒り、無関心をもって反応するとともに、視覚的な残酷さが持つ屈折した魅力さえ感じます。この魅力については、過激な変化-ほとんどの人にとっては手の届くことはない-に対する自暴自棄で無意識の切望によって説明がつくかもしれず、それは満たされない生活状況によってあおられるのです。メディアが伝える突然の事故は、その残酷さにもかかわらず、起こりうる変化の置き換えられたある種のシンボルと言えるでしょう。
「構築された大惨事、FIG. 2」は、現代都市の基礎構造とコミュニケ‐ションシステムのもろさを浮き彫りにしつつも、その筋書きは演出されているにすぎないという事実で私たちを慰めます。それは、個々の無力さへの敬意であると同時に、その力の無さが積み重なり根拠の無い強い恐れとなることへの警告でもあるのです。
メディア研究者達は何十年にも渡って、あらゆる主要なテレビ局がどのように報道を操り、様々な惨事のレポートを演出さえするかについて立証してきました。エルムグリーン&ドラッグセットがCCAのギャラリーで展示する事故は、それ自体が持つ仕組まれて創りあげられた特質を強調しているのです。
エルムグリーン&ドラッグセットは、リサーチプログラムの教授として11月末から12月までCCA北九州に滞在しました。
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